年末の憂鬱

12月28日、仕事納め。
前日まで残業が続いた。全体としては低調な師走の営業であったが、制作部門は追われていた。
去年が少なすぎたが、今年は頁物が溢れた。市町村史、学校記念誌、大学紀要類、遺跡報告書、そしてこの時期は高校の生徒会誌・旅行記である。営業的には頑張ったというところだ。
それにしても、最近の生徒会誌にはつくづくあきれる。
面白可笑しく作りたい気持ちは分からぬでもないが、高校生であれば少しは「まともな文章を書いてくれ!」と言いたくなる。
携帯の弊害であろうが、どの学校も絵文字(しかもオリジナルの)のオンパレードで、さらには文章の行間に別の文章をルビ風に書き込んでくるとんでもない学校(なんと、その学校ではそれが伝統?!だそうな)もあった。
いつの時代も例外的な生徒はいるものである。それくらいは理解できる。しかし、それを学校単位で総力を挙げてやる感覚にあきれる。
生徒の質は教師あるいは学校の質の反映である。言ってはいけないのかもしれないが、予算と納期を考えてくれ、というのが正直なところである。

と、酒の勢いで書いてしまったが、仕事に事欠いて、そんな物件を唯々諾々と受注してくる我が社の営業の質の問題であるという現実に思い至り、憤りもしぼんでしまう。
とりあえず年内の仕事は終了。